人差し指を「ピン!」と立て、最後に「ピントきちゃった!」というおきまりのフレーズを伝える東芝のcm。このcmに出演している女優は満島ひかりですが、なんとなく近くにいそうで親近感がわきますよね。以下の写真が楽しそうな表情を伝えています。
最近では東芝以外にもキリンビールなど多くのcmに出演している満島ひかりですが、果たしてどんな女優なのかあなたはご存知ですか?そして、東芝のcmで繰り返し流れる「ピンときちゃった!」というキーワードにはいったいどのような意味(秘密)が込められているのでしょうか?
今日は、そんな満島ひかりの秘密を探ってみたいと思います。
親近感あふれる女優「満島ひかり」のプロフィール
- 本名:満島ひかり
- 生年月日:1985年11月30日(31歳)
- 出身:沖縄県沖縄市
- 血液型:A型
- 仕事:女優(ドラマ、映画、舞台)
- 配偶者;石井裕也(2010年 – 2016年)(映画監督)
- 家族:弟は俳優の満島真之介とバスケットボール選手の満島光太郎、妹はモデルの満島みなみ。また親戚にAKB48・チーム4所属の村山彩希
- 祖父がフランス系のアメリカ人、父親がハーフというクォーター
へー、クォーターだとは知りませんでした。それで、ウィキペディアには満島ひかりのサインが掲載されているのですが、それが以下の写真。なんとなく「みつしまひかり」というのがわかりますよね。少々奇妙ですがとても親近感がわきますよね。
東芝cmと満島ひかり
さて、毎日のようにテレビで流れる東芝cmですが、満島ひかりが出演しているCMはいったいどのようなコンセプトなのでしょうか?
調べてみると「東芝ライフスタイル」のウェブサイトに、次のように掲載されていました。それは「PINT! CONSEPT」です。
今日一日、あなたは何回ピンときましたか?
その数がひとつでも多いほど、
その日は幸せな一日になるはず。
東芝ライフスタイルのPINT!は“Plus Idea Next Technology”
これまでにないアイデアを
次のテクノロジーでかなえること。
便利だったり、快適だったり、美味しかったり、楽しかったり。
これからもピンとくる!家電で、
あなたにピンとくる暮らしを届けていきます。
なるほど、「ピントきちゃった!」のピントは「PINT!」、そして「PINT!」は「Plus Idea Next Technology」:新し技術から豊かな暮らしのアイデアを生み出せるということのようです。瀕死の東芝がなんとか立ち直ろうとする思いを感じられます。
満島ひかりの「ひかり」と影
そんな満島ひかりですが、演技には定評があり、2015年に週刊現代が発表した「本当にうまい役者」のランキングで1位。泣きの演技や笑いの演技、さらには怒りの演技に至るまで、あらゆる芝居に対応できる満島ひかりは、その身体全体で役になりきる演技力に定評があります。
それを裏付けるように、主演を務めた映画『川の底からこんにちは』(平成22年公開)でヨコハマ映画祭主演女優賞を受賞しています。また、映画『悪人』(23年公開)で第34回日本アカデミー賞優秀助演女優賞も獲得しています。
満島ひかりは、2010年10月25日に映画『川の底からこんにちは』の監督を務めた石井裕也と
結婚しました。石井裕也は、2013年の映画『舟を編む』で日本アカデミー賞・最優秀監督賞を取るなど、才能を発揮しましたが、映画『バンクーバーの朝日』を初めその後の映画ではヒットに恵まれませんでした。
映画の不振とともに満島ひかりと石井裕也の夫婦関係は悪化し、遂に2016年1月に離婚。
2016年5月16日には所属事務所が離婚したことを正式に発表しました。
東芝の苦境
一方の東芝。2015年7月に不正会計問題が発覚し、2015年度は5000億円規模の赤字を計上しました。この時には「東芝チャレンジ」という、経営サイドからの厳しい業績数値必達命令が注目を集めました。その後、このような経営絵体制と体質を刷新して新年度を迎えたわけですが、今度は7000億円にものぼる原子力事業の巨額損失が明らかとなりました。
その結果東芝は、2017年度末には5000億円以上の債務超過状態となり、東証二部へと陥落したのです。このような状況ですから、なんとか財務体質を改善しようと不採算事業や優良事業の売却を行なっているわけですが、満島ひかりがcm出演する「東芝ライフスタイル」も2016年6月に中国の家電メーカー「美的集団」に売却されたわけです。
満島ひかりと東芝cm
2016年5月に正式に離婚を公表した満島ひかり。時を同じくして、2016年6月に美的集団へ売却された東芝ライフスタイル。一つの別れを経験した満島ひかりという「人」と東芝ライフスタイルという「会社」が、2016年10月よりcmでコラボレーションしたわけですね。
このcmのストーリーは「東芝ライフスタイルムービー」として次のように紹介されています。(以下、オリコンニュース:https://www.oricon.co.jpより参照)
満島ひかりが演じる主人公・芝山アスカは、長崎県壱岐島で生まれ美しい自然の中で育った女性。「東京に行って自分のお店を持ちたい」という夢を抱え、30歳を目前に上京。そして2年後、鎌倉の海近くに小さなお店をオープンすることが決まる。 ムービーはそんな彼女が鎌倉へと引っ越して来る場面から始まり、美容院を開店させるまでの期待に胸を膨らませてキラキラと輝く日常を描いている。暮らしの中では、時に上手くいかないことがあっても、ちょっとした幸せのインスピレーションを感じさせてくれる「ピンとくる! 家電」が、彼女の暮らしに新しい快適さや、楽しみの発見をもたらし笑顔で彩っていく。
まとめ
- 満島ひかりは、2010年に映画監督の石井裕也と結婚したが、2016年に離婚
- 日本を代表する企業「東芝」は、2015年の不正会計を発端に業績が悪化し、原子力事業の採算悪化も重なって、2017年度末には5000億円以上の債務超過となった
- 東芝は、2016年に家電事業である「東芝ライフスタイル」を中国の美的集団に売却
- 離婚と事業売却という、共に苦境を経験した満島ひかりと東芝が、2016年10月より、東芝ライフスタイルムービーで新たな夢を表現
応援しています。