子曰く、憤せずんば啓せず、悱せずんば発せず。一隅を挙げて之に示し、三隅を以って反らざれば、則ち復たせざるなり。
著者により次のように解説されています。
わかりたくてもわからずイライラしているのでなければヒントを与えてやらない。言いたくてもいえず口をモゴモゴさせているのでなければ助け舟を出してやらない。一つを例にあげたら三つくらい頭を働かせるというふうでなければ、繰り返し教えてはやらない
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なるほど、「自己啓発」の語源は論語にあったんですね。
辞書によると、「啓発とは、新しい知識を得るだけではなく、より高く深い認識や理解に導くこと。導かれること」書かれています。一生懸命に学び、考えるという姿勢を貫いた上で、それでも気づかない点があれば教え示して、より高い認識や理解に導くということなのです。
なんと格調高い姿を表す言葉なのでしょうか!
「自己啓発」という、何やら怪しげで、下手をすると新興宗教やマニアックな趣味程度に取られてしまいそうな風潮があるのですが、とんでもない。その語源は論語にあり、より高く深い認識や理解に導くこと、導かれることなのですから、堂々と自己啓発に取り組めばいいわけですね。
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