企業が40才代の転職者に求める人材像とは?

「好景気&人材不足」を背景に40才代から50才代にかけての転職も活発になっていますが、採用側企業も「だれでも良い」というわけではありません。若い世代であれば「若さが武器」ともなるのですが、40才代以上のミドル〜シニアを採用するとなると、企業側もある程度高い基準を設定しているものです。

<出典元:https://allabout.co.jp>

企業がベテランのミドル〜シニア人材採用の際に重視する点は、

  • 募集企業が抱える具体的な事業課題の解決のスキルを持っているかどうか
  • 柔軟な思考の持ち主かどうか
  • 素直かどうか

という内容でした。

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企業が採用するきっかけとは?

企業が人材採用をしようとするきっかけですが、その動機は様々です。「(1)急な退職や人員減により早急に補充する必要が出てきた」や「(2)今後新規事業を立ち上げたいので、事業立ち上げの戦力となるような人材を採用したい」、「(3)様々な経営課題や組織課題に対応できる幹部を採用したい」などなど。

上記(1)(2)(3)のように動機が想定されますが、これらの動機によって求める人材像の明確さもことなります。

例えば、上記(1)の「急な退職や人員減により早急に補充する必要が出てきた」という場合であれば、あらかじめ社内で議論して確定している人材要件(学歴・職歴・年齢・転職回数など)をもとに、その要件に合致する人材探す、ということになります。

この場合の求める人材像は、求める人材要件(スキル)にマッチしていれば、若手から中堅まで幅広い層から人材を採用可能となります。

また、(2)や(3)のような豊富な経験者や幹部を採用する場合であれば、面接において募集の背景(経営体制の課題や事業・サービスの課題など)から詳しく説明し、じっくりと人材像を見極めるということになります。

この場合には、ミドル〜シニアの活躍機会が高まります。新規事業の構築や事業の拡大・成長、経営課題・組織課題の解決には、技術やスキルよりも「人間力」が必要となります。すなわち、課題内容を掘り下げ、社員との関係の中からその解決の糸口を探るということになりますから、豊富な会社経験、人生経験が必要となるのです。

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企業が求める思考の柔軟性

それでは、40才代以上のミドル〜シニア転職希望者に求められる人材像とはどのようなものなのでしょうか?

まず重要なのは「柔軟性」です。私は現職で多くの採用面接を行っているのですが、やりたい仕事やポジション、年収、休暇といった様々な処遇条件なについてお話をされたり質問されるかがいます。もちろんこれらの条件は重要ですので確認いただくのは結構なのですが、中には考え方が非常に硬直的で、1ミリの条件違いにも応じられないという応募者もいます。

企業側の採用条件等は環境により変動することも多いため、応募者・採用者の柔軟な合意あってのマッチングするわけですので、応募者側の事情や都合だけでは合意に至りません。思考に「柔軟性」がある応募者は、譲れない条件の明確化や代替条件など、いろいろな要素を持っており、採用側とも話をうまくすすめることができます。

採用側もこのような「柔軟性」を見ています。なぜならば、この「柔軟性」は実際に入社後の仕事のスタイルにも現れるからです。必ずしも希望の通りに仕事が進められなかったり、場合によっては、一時的に当初想定とは異なる仕事を行わなければならないケースもあります。

そんな場合でも柔軟に対応してもらえるかどうか、同じチームで働く他の社員と柔軟にチームワークを構築できるか、お客様の要請に柔軟に対応できそうかどうか等、採用者は「柔軟性」を見極めているのです。

人間としての「素直さ」

40才代以上のミドル〜シニア転職希望者に求められる人材像のもう一つは「素直さ」という武器です。ミドル層となると、人生経験や職業経験も長く、また場合によっては多くの転職を経験しているケースもあります。

転職回数を経験すればするほど、慣れが発生して、転職エージェントや企業の採用担当者のあしらい方が上手く、かつ粗くなっている応募者もいます。このような人材は直ぐにみやぶられてしまい敬遠されがちです。

一方転職経験が多くても、「素直さ」をもっている応募者はいつも新鮮で、転職エージェントや採用担当者に対しても正直な態度や発言が多く、結果的に信頼感や親近感が高まります。この「素直さ」を伝えることで、「この人の役に立ちたい」、「この人と一緒に働いてみたい」という意識も高まるのです。

転職エージェントや企業の採用担当者をファンにしてしまうことで、転職活動もスムーズに進展し、かつ転職後も採用担当者が色々な相談相手になってくれますので、あなたのキャリアそのものにも良い効果があるのです。

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