柴咲コウが演技下手と評判の大河ドラマ。そこには本名と年齢に秘められた想いがあった!

「直虎のように模索しながら成長してゆく過程を楽しみたい」。次の写真はNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の主役の姿ですが、柴咲コウはインタビューに答えました。

<by http://www.oricon.co.jp>

この写真からは、女城主らしい艶やかさと強さが伝わってきますね。柴咲コウの年齢と直虎の年齢が重なっているのかもしれませんね。

しかし巷では、「柴咲コウは演技下手」だと酷評するメセージも溢れ、柴咲コウという配役が適切であったのかどうかという疑問も湧き上がってきます。しかし、この大河ドラマのヒロインが柴咲コウであることの所以は、柴咲コウの本名や年齢に秘められた様々な思いがあるようです。

柴咲コウ自身の成長や人生(過去や未来)を直虎の人生に照らし合わせ、このドラマの根底に流れるメッセージと共に成長していきたいという、柴咲コウと脚本家の想い。では、大河ドラマ「おんな城主直虎」に秘められたメセージと柴咲コウの人生にどんな関係があるのでしょうか?そこを紐解いてみると、柴咲コウが演じる「直虎」から多くの学びを得ることになりました。

それでは、大河ドラマに秘められたメッセージと学びについて見ていきましょう。

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神秘的な柴咲コウ

柴咲コウのプロフィールです。

  • 生年月日:1981年8月5日(35才)
  • 出生地:東京都豊島区
  • 身長:160cm
  • 体重:46kg
  • 血液型:B型
  • 活動期間:1998年〜
  • 所属事務所:スターダストプロモーション
  • 別名義:RUI、KOH+
  • 趣味:読書
  • 好きな食べ物:納豆・梅干し・味噌汁

歌手として活動する際の別名義、質素な好きな食べ物が何とも神秘的ですよね。次の写真でも瞳の奥に神秘さを感じさせられます。

<by http://mint-laboratory.com>

柴咲コウという人物

柴崎コウというと、女優として多くのドラマや映画に出演していますが、歌手としても有名で、なかなかいい唄を歌っています。映画やドラマの主題歌、挿入歌、エンディングとしての曲が多いのですが、その代表作には次にような曲があります。

  • 映画『黄泉がえり』の主題歌「月のしずく」:RUI(ルイ)の名でリリース。100万枚(ミリオン)を超える大ヒット曲。
  • ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』の主題歌「かたち あるもの」。60万枚を超える大ヒットを記録し、年間チャートでもトップ10入り
  • 初のベストアルバム『Single Best』『The Back Best』を2枚同時リリース。オリコン初登場1位を獲得した。
  • 福山雅治と共演したドラマ『ガリレオ』の主題歌「KISSして」、映画『容疑者Xの献身』の主題歌「最愛」をリリース

いかがでしょうか。映画『黄泉がえり』の主題歌「月のしずく」は共にヒットし、その後多くのテレビドラマにも出演。福山雅治と共演したドラマ『ガリレオ』シリーズは柴咲コウの定番ドラマとなりました。

一方、その生い立ちはというと、意外と地味なもので、わからない点も多いとか。

北海道旭川市出身のお父様と、北海道礼文島出身のお母様の間の一人娘として生まれました。しかし、島での暮らしは厳しく、家族3人で上京することになったとの事。詳しい時期は不明ですが、小学校を卒業する時点ではもう東京で生活をしていたようです。

1995年、14歳の時に、お友達と池袋のサンシャインシティで歩いていた時に、現在の所属事務所である「スターダストプロモーション」にスカウトされ、その後、無事高校に入学してから、16歳の時に芸能活動を始めた柴咲コウさんですが、

その陰には、末期ガンで闘病生活を送っていたお母様の存在があったようでお母様の入院費と治療費を稼ぐために、芸能界で働くという道を選んだとテレビで語っていました。

本名と年齢に秘められた想い

ところで本名は「山村幸恵(やまむらゆきえ)」とのこと。まさに、「幸せに恵まれるように」との思いがこもった名前だと思います。年齢は35歳ですが、とても若々しくバイタリティを感じますよね。

容姿端麗で歌も上手く、順風満帆な芸能界人生を送っているかのように見えますが、現在の地位に着くまでには、上記の通り苦しい生活や辛い出来ことがあったようです。しかし、35歳という年齢になり、本名の通り幸せにも恵まれ始めたその人生は、直虎の人生と通ずるものがあるのではないでしょうか。

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「おんな城主 直虎」という物語

そんな経歴を持つ柴咲コウが演じる「おんな城主 直虎」という物語(NHK大河ドラマ)ですが、主演「柴崎コウ」と脚本家「森下佳子」が語る思いを知ると、また違った風景が見えてきます。(以下は、NHKのホームページに紹介されているインタビューを抜粋させて頂きます)

柴咲コウの想い

柴咲コウがこのドラマに込める想い、それは「「直虎のように模索しながら成長してゆく過程を楽しみたい」というものです。

当主になるはずであった直親の死によって次郎法師は失意のどん底に落とされます。しかし、そこに「なんでこういうことになってしまったのか」という憤りが加わり、奮起。一度どん底に落ちたことでわき起こった思いは凄まじく、「亀の魂を宿し、亀となって、生きていく」という言葉とともに、新しいドラマのページははじまりました。

柴崎コウは、次のように語っています。

そんな彼女の変化がすごく納得できましたし、大きな転換期として、生まれ変わるようなつもりで演じた」と語っています。

まさに、苦難に満ちた幼少期から青年時代を経て這い上がってきた柴咲コウ自身の人生を重ね合わせて演じているのかも知れません。

そして、「われは井伊直虎である」と宣言。井伊直虎となって覚悟して生きてゆく姿は、いかなる困難も乗り越えてゆくという柴咲コウ(年齢35歳、本名山村幸恵)自身の今後の人生への覚悟でもあるのではないでしょうか。

脚本家 森下佳子の伝えたいこと

このドラマの脚本家は森下佳子で、「世界の中心で、愛を叫ぶ」、「白夜行」、「JINー仁」といったヒット作品を生み出した人です。

ー思い切りの良さと粘り強さー

幼い頃の設定では、「ふつうならそれはしない」というような思い切った策をとり、それを実行してしまうシーンが描かれています。いいなずけを命がけで守ったり、今川家に乗り込んで戦ったりと、その思い切りの良さは見ていて清々しさを感じます。

また、たびたび訪れる困難な状況に対して、粘り強く対応しています。
世の中はとかく、AかBか選択肢はどちらかしかないというふうに語られ、追い詰められることが多くなってしまうのですが、「AかBかで納得がいかなかったら、CかDを探せばいい」といった柔軟な発想で挑んでいったのです。

ドラマの中でも度々語られる和尚の「答えは一つではない」という言葉。
だから、みんな粘ろう、考えよう、頑張ろうといったことをメッセージとして伝えていきたいと語っています。

ー柴咲コウの輝きとピュアな思い、絆ー

柴咲コウの印象はクールな人というもの。また女優、歌手でもあること、そして料理上手ということもあって、まさに自分のペースを大事にして生きている人間だと感じたようです。また、柴崎コウは、自称「負けん気が強い」ということだったので、たとえ周囲が止めても前に突き進んでしまうところが直虎とよく似ている、と柴崎コウを最適なキャストだと絶賛しています。

この物語は、幼少期に一緒に育った幼なじみ3人が主軸です。
井伊家の跡取り娘である直虎、いいなずけで縁戚にあたる直親、そして井伊家の中では今川寄りで少し危険な存在だと思われている家老の息子・政次。

直親は太陽、政次は月のような人、そして直虎は絶対にピュアな部分を失うことのない人物とという設定。

なるほど、そのような視点で見ると納得できますよね。

井伊直虎となってさまざまな課題や困難に直面します。ときには厳しい判断や究極の選択を迫られることも。しかし、そこで直虎の決断を支えるのは、井伊家を守りたい、井伊家の民を守りたいという一途な思い。そんな一点のピュアさは幼き頃に育まれたものであり、次の写真はその象徴的なシーンを表しています。

このような観点でドラマを見ると、演技下手などと酷評するどころか、少々荒削りな柴咲コウの演技がベストマッチなのではないでしょうか。

まとめ

ここまで、大河ドラマ「おんな城主 直虎」について、そのヒロインである柴咲コウと脚本家の森下佳子の「視点」から、その見所を綴ってきました。

そのポイントは次の通りです。

  • 柴咲コウというヒロインは、「年齢35歳、本名 山村幸恵」の女優、歌手、料理上手といった才能溢れる人間
  • 柴咲コウの生い立ちには辛い面もあったが、それをバネに粘り強う人生を歩んでいる
  • 柴咲コウがこのドラマに込める想い、それは「「直虎のように模索しながら成長してゆく過程を楽しみたい」というもの
  • 脚本家 森下佳子が大河ドラマに込めたには、「苦難へ対する答えは一つでない。粘り強く立ち向かうことが大切」、「ピュアな想いが人生を切り開く」ということであり、荒削りな柴咲コウの演技は演技下手などではなく、逆にベストマッチ

このように、直虎の「純粋な意志」となって貫かれる強さは、このドラマの最後までぶれることなく根底に流れるメッセージであり、柴咲コウ自身の生き方そのものだと言えます。

そしてそれは、あなたの人生へのメッセージなのかも知れません。

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