フランクルは、「丸天井の重荷」という比喩をしばしば使います。これは、ガタが来て倒れそうな丸天井の建築は、その屋根に重荷を乗せると、かえってしっかりと安定するといういみです。
同じように倒れそうな人間も、負担を背負うことで、、前よりしっかりと安定して強くなるというものです。
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よく「衣食足りて礼節を知る」などと言われますが、フランクルのように強制収容所での過酷な体験をしら人間は、「衣食足りずに礼節を知る」ということを身をもって体験しているのです。強制収容所の誰もが、辛い日々の中でさえ他人を思いやり、小さな自然や光景に感動し、わずかな出来事に感謝するという「人間性」をもったのだと言われています。
厳しい状況だからこそ、私たちは強く安定し、より人間性豊かな生き方をできるようになるのです。
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