アニサキス症に正露丸が効く! 痛みに苦しむ人に朗報です!

アニサキス被害は、サバやイカくらいかと思っていましたが、今年は大繁殖しているようで、生のカツオなどの多くの青魚で発生しているようです。アニサキス症とは、線虫「アニサキス」が寄生した魚を生食することで人の胃や腸に虫が入り込んでしまい、激しい腹痛や嘔吐に見まわれる病気です。

そう、私はこれまで2回もアニサキス症で苦痛を味わった経験があるのです。

これまでの対処療法としては、痛み止めを飲んで2、3日我慢するか、内視鏡でアニサキスを取り出すしかなかったのですが、ここのに来て「アニサキス症の痛みに正露丸が効く」というニュースが飛び込んできました。

<出展元:http://www.seirogan.co.jp>

そのニュースというのが、yahooニュースに掲載された以下の記事(リンク)なのです。

アニサキス症に正露丸 大幸薬品が痛み緩和で特許

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本当にアニサキス症に正露丸が効くのか?

まずyahooニュースの内容ですが、記事の冒頭に次のように記載されています。

正露丸の製造販売元である大幸薬品(大阪府、柴田高社長)は2014年、アニサキスの活動を抑える効果があるとし、正露丸の主成分・木クレオソートの活用に関する特許を取得した。

正露丸の製造販売会社である「大幸薬品」がニュースリリースとして投稿し、みなと新聞が記事として取り上げているということですから、本当の話のようです。2014年に特許を取得したとのことですので、4年も前から知られていたということですね。

このニュース記事の内容によると、アニサキス被害は4年前にも騒動となっているようで、「正露丸をのめば大丈夫」と言う業界関係者もいるとのこと。そして、ドイツ医学誌などには、アニサキス症が疑われた患者が服用すると、鋭い腹痛は1~2分で消失したとの報告もされている様です。

効果をもたらすには正露丸の主成分「木クレオソート」ですが、これはブナやマツなどの原木から得た木タールを精製した液体で、腸内細菌のバランスに影響を及ぼすことなく、腸の調子を整えることができる成分なのです。

どんな効果があるのか?

さて、アニサキス症の苦痛というと、上述の通り「しい腹痛や嘔吐に見まわれる」ということなのですが、それはそれは言葉では言い表すことのできない様な苦痛なのです。

  • 食後に何やら胃のあたりが痛み始める
  • その痛みは周期的(一定間隔をおいて)繰り返され、徐々にお腹全体へと広がってくる
  • 痛みの度合いも少しづつひどくなり、数時間経つと我慢の限界に達する
  • 痛みがひどいため冷や汗まで出てきて、歩けないほどの状態になる

私の場合は、こんな感じで病院に駆け込み、内視鏡で治療してもらった経験があります。ただし、数日で胃内のアニサキスは死滅し排出されるとのことですので、数日我慢できれば回復するらしいのですが、残念ながら耐え難い痛みですので我慢は厳しいでしょうね。

また最近では、アニサキスが放出するアレルギー物質に反応して激しい痛みを引き起こすこともわかってきた様ですので、抗アレルギー薬を飲んで痛みを和らげるという方法もある様です。

しかし今回は、短な常備薬である正露丸の主成分「木クレオソート」がアニサキスの活動を抑制するために痛みが和らぐのではないかとと考えられている様です。れまでアニサキス症に特異的に効果のある治療薬はないとされてきましたが、木クレオソートを含有する正露丸の内服により痛みが和らぐのであれば、朗報ですね。

<出典元:http://nlab.itmedia.co.jp>

それではどのくらいの量を飲めば良いのかということですが、正露丸は成人の場合1回3粒、1日3回服用とされており、1日最大9粒服用することができます。アニサキス症に対して正露丸を服用する場合も通常の用量で効果が期待できると言われていますので、大量に飲む必要はありません。

特許の内容とは?

大幸薬品は木クレオソートについて、アニサキス症の予防・症状改善のための薬剤としての活用に関する特許(特許第5614801号)を取得しているようで、yahoo記事にも次の様に掲載されています。

木クレオソートはアニサキス症用薬剤としては「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)で認められていないため、用途として表向きにはうたえない。ただ活用に関する特許は取得している。

これでは、この「特許(特許第5614801号)」とはどのようなものでしょうか?無料の特許情報サービス「J-platpat」にて調べてみると、次のように書かれていました。

  • 特許第5614801号
  • 【発明の名称】消化器アニサキス症用薬剤
  • 【出願日】平成22年7月7日
  • 【登録日】平成26年9月19日
  • 【特許権者】 【識別番号】391003392 【氏名又は名称】大幸薬品株式会社
  • 【発明者】 【氏名】柴田 高 (72)【発明者】 【氏名】新田 信一
  • 【請求項1】 消化器アニサキス症の予防又は症状改善のための消化器アニサキス症用薬剤であって、 少なくともグアヤコール、4-エチルグアヤコール、クレオゾール、オルトクレゾール、パラクレゾールを含む木クレオソートを有効成分として含有する消化器アニサキス症用薬剤。
  • 【請求項2】 消化器アニサキス症の治療を必要とする哺乳動物に治療上有効量を投与し、消化器内のアニサキスを内視鏡下に鉗子で摘出しやすくする消化器アニサキス症用薬剤であって、 少なくともグアヤコール、4-エチルグアヤコール、クレオゾール、オルトクレゾール、パラクレゾールを含む木クレオソートを有効成分として含有する消化器アニサキス症用薬剤。
  • 【請求項3】 経口投与及び直腸内投与用であり、有効成分であるクレオソートを1日当たり体重1kgに対して1~500mgとなるように調製してある請求項1または2に記載の消化器アニサキス症用薬剤。
  • 【請求項4】 非経口投与用であり、有効成分であるクレオソートを1日当たり体重1kgに対して0.2~300mgとなるように調製してある請求項1または2に記載の消化器アニサキス症用薬剤。

このように、ちゃんとアニサキス治療に投与する薬剤として特許が取られていますので、それなりの効果が期待できるものと思われます。そして、特許明細書の背景技術には次のように記載されています。

サケやサバ、アジ、イカ、タラなどの魚介類を生食するのは、特に日本人の食生活とし ては一般的な習慣であり、それ故にアニサキスに汚染された魚介類を摂食する機会も多く 、アニサキスによる消化器症状は避けられない。 従来、アニサキスに感染した場合の一般的な治療としては、胃カメラとも呼ばれる上部 消化管内視鏡や高密度光励起ファイバーレーザー装置(特許文献1)を用いて、消化管粘 膜上の虫体を確認したうえで鉗子を用いてアニサキスを摘出(内視鏡検査をおこなって内 視鏡下に鉗子で摘出)していた。

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まさにその通りで、私たちが苦しんでいた状況が研究シャン理解されています。そして従来の課題を次のように捉えています。

従来、アニサキスに特異的で、かつ効果的な治療薬(薬剤)は存在していない。 従って、本発明の目的は、アニサキスに特異的な治療薬である消化器アニサキス症用薬 剤を提供することにある。

従来、有効な治療薬が存在していなかったアニサキス症に対して、有効な薬剤を提供することを明確な目的としています。そして、上記課題を解決するための手段として、次の通り発明の内容を述べています。

本発明者は、発症後は内視鏡や高密度光励起ファイバーレーザー装置にしか頼れなかっ たアニサキスによる感染症(消化器アニサキス症)の治療、あるいは発症後における医療 機関での受診までの間の応急処置が可能となる薬剤について鋭意検討を重ねた結果、木ク レオソートが消化器アニサキス症の激しい腹痛などの消化器症状を軽減したり、消失する ことを見出し、本発明に至った。

何とも素晴らしい研究成果ですね。このように、特許にて「薬剤としての有効性」が認められていますので、まずは安心して利用できるのではないでしょうか。

まとめ

以上、お腹の薬「正露丸」がアニサキス症で発生する激しい痛みを和らげてくれるという内容をお伝えしてきましたが、そのポイントは次の通り。

  • 正露丸の主成分「木クレオソート」が激し痛みを和らげる効果がある
  • 大幸薬品は、アニサキス症の予防・症状改善のための薬剤としての活用に関する特許(特許第5614801号)を取得している
  • アニサキス症の痛みは「アレルギー反応」の要素も含まれるため、抗アレルギー薬も有効
  • これらの薬剤は痛みを和らげるこうであるため、完治に向けては内視鏡検査が必要

いかがでしょうか。これで多少安心してお魚を食べられそうですね。

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