ミドル&シニアの転職。成句の秘訣は「現場力」と「オールマイティーさ」

転職300万人時代といわれていますが、40代〜50代のミドル&シニアの転職が活発化しています。転職者希望者が増えていることは勿論ですが、ミドル&シニア層を採用しようとする企業も増加しており、転職市場はますます活況な状況なのです。

<出展元:https://www.photo-ac.com>

企業がミドル&シニア層採用を採用する場合の決め手は、ズバリ

  • 現場力
  • オールマイティーさ

だと言われています。今日は、そんな実体を調べてみました。

企業が抱える課題

少子高齢化社会と言われて久しいですが、その状況は日毎に深刻化しています。その状況を如実に表すものとして、「人生100年時代」と言われています。60歳ではまだまだ引退には早すぎて、70歳、場合によっては80歳まで働く人も増えていきます。

しかし、年齢が上がるほど体力や忍耐力も衰え、シニアの就労環境も悪化しますが、そんな中、企業はミドルやシニア世代に何を求めているのでしょうか?。その一つの答えが、管理職やマネジメントとしてではなく「現場力」や「オールマイティーさ」なのです。

では、企業はなぜくミドル世代やシニア世代に「現場力」や「オールマイティーさ」を求めるのでしょうか?
それは、企業が抱える「複雑な課題」にあります。

バブル崩壊以降、企業はさまざまな試行錯誤の上に事業を継続・拡大して来ました。ややもするとその手法は本業以外(株、金融や不動産、ITなど)の事業に偏りがちでしたが、リーマン・ショックやITバブル崩壊を契機に「本業」の維持・成長に迫られることなります。

「本業」の維持・成長には新規事業創出や事業戦略、マーケティングに加えて、組織開発や風土改革、社員育成など様々な課題に対応しなくてはなりませんが、これらの課題は小手先の対応で解決できるものでなく、地に足のついた地道な取り組み経験が必要となります。

まさに、企業は「困難な経営課題」に直面しているわけですが、これらの「困難な経営課題」に立ち向かうために必要な人材・スキルとして、ミドル世代やシニア世代に「現場力」や「オールマイティーさ」に目をつけたのです。

ミドル&シニア層に求めるもの

さて、上述のとおり企業はミドル世代やシニア世代に「現場力」や「オールマイティーさ」に期待しているところですが、それではこの「現場力」や「オールマイティーさ」とはいったいどのようなものなのでしょうか。

現場力

先にも、「管理職やマネジメント」ではないとお話ししましたが、ミドル世代やシニア世代期待されていることは「研究開発の現場」、「営業の現場」、「経理の現場」、「人事の現場」といった正に「現場」で経験と実力を発揮してもらうということです。

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これには、ミドル世代やシニア世代が長きにわたり積み重ねてきたて来た経験や専門知識が必要であり、まさに即戦力として期待されています。

オールマイティーさ

続いて「オールマイティーさ」です。ご存知のとおり、企業は「組織」で動いており多くの組織が存在しています。開発、製造、営業、コンタクトセンターといった実働部隊から、人事、総務、経理、庶務といった管理部門まで、企業活動を支えるために様々な機能の組織が運営されています。

人材が豊富な大企業であれば各組織に専任者を配置できるのですが、中小企業やベンチャー企業ともなるとそうもいきません。一人の社員が総務・人事と経理を兼任したり、開発と営業を兼任したりと、職場内で柔軟に動かなければなりません。

まさに収益に直結する仕事と会社の風土づくり(組織開発)という目に見えない仕事を同時に推進していかなければならないこともあります。ここで大切なのが、豊富な職種の経験です。長年にわたり企業に勤務してきたミドル世代やシニア世代は、様々な職種を経験していることが多く、この多種多様な仕事経験が「オールマイティさ」として貴重な戦力となるのです。

「営業としての受注活動に関わり、顧客対応を行う。また営業チームの活性化と組織力向上を目指して若手の悩みを聞き、技術を指南する」、といったように専門性を活かしながらも様々な現場の業務・組織課題にも対応し、即戦力として活躍できる。それが、ミドル世代やシニア世代なのです。

ミドル&シニア層が持つ「ポータブルスキル」とは

このようにミドル世代やシニア世代に期待される「現場力」と「オールマイティさ」ですが、それを「スキル」として見える化する感が方があります。それが「ポータブルスキル」です。ポータブルスキルとは、業界・業種の境界線を越えて“持ち運べる(=ポータブル)力”、で「対課題力」「対自分力」「対人力」の3つで構成されています。

  • 対課題力:仕事を処理するスピード、仕事のクオリティに関係する能力
  • 対自分力:自分の行動や思考をコントロールする際に必要となる能力
  • 対人力:人とのコミュニケーション能力

さらにこれらの力はまた、それぞれ8つのスキルに分かれ、合計24個のスキルに分解されます。

詳しくは以下のサイトで詳しく説明され、自己診断もできるようになっていますので、あなたも一度「自分の持つポータブルスキル」を確認してみてはいかがでしょうか。

株式会社リンク・アイが提供するポータブルスキル診断

JHRの提供すポータブルスキル診断

まとめ

以上、企業がミドル世代やシニア世代を採用する際の決め手となる要素についてお伝えしてきましたが、そのポイントは次の通りです。

  • 現場力:経営課題や組織課題に対応する即戦力
  • オールマイティーさ:専門性だけでなく、風土改革や人間関係課題にも対応できる柔軟さ
  • ポータブルスキル:「現場力」と「オールマイティさ」を見える化する指標

これらについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下のURLよりお問い合わせ下さい。

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